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「昼夜逆転患者」のケアについて

 投稿者:大城一  投稿日:2012年11月27日(火)02時06分4秒
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  在宅介護の最も深刻な異常行動である「昼夜逆転患者」のケアについて取り上げる。
<昼夜逆転患者の病態と診断>
 睡眠・覚醒リズムの障害は、認知症疾患,特にアルツハイマー型認知症の比較的進行した段階ではしばしばみられる。また,せん妄など一時的な意識障害をきたす疾患でも、まれならず認める。このリズム障害が悪化すれば,昼夜逆転が固定化してしまう。こうした状態は、看護・介護において最も対処が困難な異常行動の一つである。ヒトの生体リズムに太陽光やメラトニンが影響することなどが報告されているが、昼夜逆転患者の治療に直ちに役立つような知見は得られておらず薬物投与と生活指導の工夫が治療の基本である。
<治療方針>
 高齢者では、まずアルツハイマー型認知症など慢性進行性疾患でみられるタイプの現れとしての昼夜逆転がある。これと術後せん妄に代表される急性意識障害とでは対応方針が多少とも異なる。前者では、慢性化しやすいだけに環境や生活リズムの調整が主であり薬物治療は従となるが,試行錯誤の末、わずかな効果が得られるくらいが実状である。後者は年齢や身体機能にもよるが、抗精神病薬などの薬物治療が基本となり,環境面からの配慮も大切である。
<慢性的な昼夜逆転への治療>
 日中はうたたねさせないよう刺激を絶やさないことが基本。たとえばデイサービスなどへの参加を促すが、漫然と座らせておくと居眠りを促すばかりである。入浴は夕方にして自然な眠気を誘いたい。それが無理なら消灯前に適度な温度の足浴も可である。抗精神病薬やベンゾジアゼピン系の薬剤投与は副作用が出やすいばかりか蓄積して昼夜逆転を促進しかねない。メラトニンのMT1/MT2受容体刺激により催眠効果を発揮するラメルテオン(ロゼレム錠8mg)は、ベンゾジアゼピン系と比べて即効性がないが体内時計に働きかけ生活リズムを取り戻す薬である。非ベンゾジアゼピン系薬剤として、
処方例 アモバン錠(7.5mg)1錠(分1 就寝前)

<急性せん妄状態の昼夜逆転への治療>
 不穏・興奮を鎮める目的もあり非定型抗精神病薬を用いる。呼吸・循環器系への抑制作用が少ないことで以前からハロペリドールも好まれる。昼夜逆転の改善という面からは夕方1回だけの投与が望ましく、数日試みても効果がなければ就眠前にも投与するが漸増が一般的である。環境面からは室の明るさや音刺激への配慮や工夫が望まれる。

処方例 1)セロクエル錠(25mg)1錠(分1 就寝前)*糖尿病では禁忌。
処方例 2)セレネース錠(1mg)1‐2錠 ヒベルナ錠(25mg)1錠(分1 夕食前)
 
 
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